乳牛とミルクと肉牛
フジタファームでは新潟県畜産協会認定クリーンミルク生産農場として、乳用ホルスタインを飼育し、牛乳の生産を主な仕事としています。牛に給与するエサも自社調達し、環境と安全に配慮しています。生産した生乳の一部は、グループ会社レガーロで低温殺菌し、乳糖の味わい深いソフトクリームやオリジナルのジェラート、自家製チーズなどに加工して販売しています。
牛乳は分娩した乳牛からしか搾れませんから、生産にはお産が絶対条件です。通常は父牛もホルスタインの雄として後継牛を生産し育てていきますが、最近では父牛に黒毛和牛を使用する場合があります。これは肉用牛として飼養するためです。
生まれてきた仔牛は父牛の影響を大きく受け、ほば黒く生まれてきます。真っ黒に生まれたこの牛は、F1(雑種)のため和牛とは名乗れませんが、和牛に劣らない良い肉質を持っているのです。
フジタファームでは、エサに田んぼで収穫された稲わらや飼料米を与えているため、脂が白く肉の旨みがより強いのが特長です。
ストレスの少ない環境で健康に育てた牛のなかでも、特に肉質が良い雌を「岩室産黒毛牛」として提供していきます。